「プレゼンテーション授業で学生を変える」~学生の主体性を引き出す方法の模索(1)
今回からまたまた新シリーズを始める。私が大学でどんな授業を展開し、どんな課外活動をしてきたか。学生が成長するのは、自ら率先して学習しようとする主体性が必要である。その主体性をいかに引き出せるかが鍵だと思う。さて、それはできたのか、自分なりに検証したい。何かの参考になれば、幸いである。 山梨県立大学での教養科目で「プレゼンテーション」を12年間教えていた。これは開学と同時に私が開講した授業で、1年生から受講できる。一般的に高校までの教育では、自分の意見を人前できちんと伝えることを教えない。学生は、一様に「人前で話すのは苦手だ」という。その苦手意識を払拭し、人前で楽しく的確に話せるように、授業を展 […]