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自分のことは自分で整理する(3)~連載記事タイトル288一覧(1987年~2012年)

<1987年~2006年>
映像業界を中心に、多くの新聞、雑誌に単発原稿、連載記事を書いていた。
当時に私が知られるようになったのは、常に鮮度の高い情報や自分の意見を発信し続けたことによる。
元々、原稿書きは苦手であった。高校2年の修学旅行のレポート2000字を書くのに、四苦八苦していた。業界で記事を書くようになってから、姉から「国語が得意だったは知らなかった」と驚かれたことをよく覚えている。だが、今でも得意だとは思っていない。
大きな転機が訪れたのは、業界紙である映像新聞(週1回発行)の清水編集長から「ハイビジョン」に関する連載記事の依頼だった。当時、ハイビジョンソフトに関する記事は、業界でもほとんどなかった。ハイビジョンが、まだ海のものとも山のものとも分からない時代に、「ハイビジョン時代の到来」という大仰なタイトルを付けた。
当時は、WordもE-mailもなかったので、すべて原稿用紙に手書き、FAXで送る時代だった。毎週水曜日が締切で、原稿は自宅で早朝書くことが多かった。夜に書くと興奮して眠れなくなってしまうからだ。またよく新幹線車内で揺れながら書いた。何度も禁煙を試みたが、原稿を書くときにいつも復活した。
連載していた原稿だけで全193本である。上の写真は、山梨県立大学の私の研究室である。もうすぐオサラバである。

87年~91年月刊誌クロマ( 誠文堂新光社)に「HDレポート」を断続連載17回
タイトルは、「HDVSによる映像制作プロセス」、「HDのイベント展開」、「総括'88HD ソフト 制作」、「"グッドモーニングバビロン"のHD制作」、「静止画ソフト の必然性と実作"ピープルランド" 」、「HDによる学術研究の可能性」、「HDレポート」、「総括'89HD ソフト 制作」、「HDCM制作・傾向と対策」、「デモソフト の紹介と自主制作の挑戦」、「流通するソフトヘの試行」、「大予想----6年後のHD像」、「Back to the 花Hi-Vision 始末記」、 「総括'90HD ソフト 制作」、「美術館とハイビジョン」、「子供のためのハイビジョンソフト 」、「誌上公開・RECURRING COSMOS」

88年~94年「映像新聞」に「ハイビジョン時代の到来」連載 125 回
88年11月から93年3月まで、映像新聞に連載した「ハイビジョン時代の到来」が100回を迎えたことで、全記事を一冊にまとめた。100回記念パーティで配布した。毎週連載したこの記事は、「民放ソフト」「映画応用」「CM応用」「花博」「イベント」「産業応用」「制作技術」「自主制作」「表彰」「10大ニュース」「海外情報」「黒澤明ティーチイン」など広範囲にわたる。イベントや新製品、人物や事例など、常に新鮮な情報や事象を取り上げ、所属組織では言いにくいことであっても、個人的な視点からその本質的な価値について記述した。

95年~06年「映像新聞」新年号等に「映像新世紀への序章」連載12回
毎年、新年第1号に1ページをもらい、年頭の活動指針を発表している。主なタイトルは、「日本にフィルムコミッション設立を」、「初等・中等教育にメディアリテラシー導入を」、「韓国に学ぶ映画振興策」、「パブリックアクセス活動開始」、「映画産業の発展には積極的な海外進出~日本映画の振興と国際化」「急拡大するフィルムコミッション」など。

99年~2000年号NEWMEDIA(ニューメディア) に書評「IT’s BOOK」連載19回
毎月、メディアに関する新刊本を選び、個人の視点からその本を紹介しつつ、意義を発見するページを担当。
取り上げた主な書籍は、以下の通り。「新規事業室長を命ず」(久慈毅著)、「結いの心」(郷田實著)、「DVD-RAM革命」(麻倉怜士著)、「井戸の中の韓国人」(洪思重著)「台湾の主張」(李登輝著)、「涙の谷」(福田和子著)、「あの金で何が買えたか」(村上龍著)「AIR DO」(浜田輝男著)、「映像メディアの世紀」(佐藤正明著)、「マルチメディア都市の戦略」(小長谷一之他著)、「戦場からニイハオ」(梁小著)、「中学生の教科書」(島田雅彦他著)、「スーツホームレス」(小室明著)、「情報編集力」(藤原和博著)、「話を聞かない男・・・」(アラン・ピーズ他著)、「なぜノキアは、・・・」(武末高裕著)、「臨海副都心物語」(平本一雄著)、「台湾之子」(陳水扁著)、「メディアリテラシー」(菅谷明子著)など。

00年~03年月刊誌「映画テレビ技術」(日本映画テレビ技術協会)に国際映画祭レポートなどを断続連載8回
タイトルは、「第4回プサン国際映画祭レポート」、「第1回全州国際映画祭レポート」、「全国に広がるFC設立の動き」、「第5回プサン国際映画祭レポート」、「ロッテルダム映画祭レポート」、「東京国際映画祭が変わった!」、「第6回プサン映画祭リポート」、「第1回ウラジオストク映画祭リポート:ロシアにフィルムコミッション」

02年~03年月刊誌「映画テレビ技術」に「今月あなたが行く映画」連載12回
毎月、私が推薦したい作品のみを選び、その作品から私たちが学ぶことを中心に論じた。一般的な内容解説や一方的な批判・批評は一切やらず、よい映画を是非見るように促すことを目的とした。チャン・イーモー監督作品「活きる」、山崎貴監督「リターナー」、原田眞人監督作品「突入せよ!あさま山荘事件」、ジャスティーン・シャピロ監督作品「プロミス」、ホ・ジノ監督作品「春の日は過ぎゆく」など。

<2005年~2012年>
山梨県立大学教員になってすぐ、山梨日日新聞1面にフィルム・コミッションの経済効果についての記事が載った。内容的には間違いはないが、観方が少し偏っていたので、担当記者に会ってそのことを指摘した。それから1週間ほどたって、コラム「展望台」に連載を依頼された。7年6ヶ月で76回となった。
朝日新聞からは、「やまなしに想う」というタイトル記事を6回連載したあと、映画関係の内容に絞った「裸眼複眼」(私が付けたタイトル)を6回連載した。
上毛新聞から、「オピニオン21」の筆者の一人に選ばれ、7回原稿を書いた。
教員時代で、95本のコラムを執筆したことになる。以下は、そのタイトルである。

山梨日日新聞「展望台」(日曜日・経済面)掲載記事タイトル一覧(76回)
05年6月26日「山梨で何ができるか」
7月31日「商人魂が商店街を復興させる」
9月4日「日本が観光立国になるために」
10月9日「自立を目指すロシア極東」
11月13日「「プサンは映像都市へ」
12月18日「山梨は『「日本の縮図」」
06年1月22日「ある地方都市の魅力」
3月12日「バンコクの国際化モデル」
4月16日「これからのトルコに注目」
5月14日「カンヌ映画祭の実像」
6月18日「文化鎖国ニッポン」
7月30日「『地域プロデューサー』なろう」
9月3日「広い中国、可能性は無限」
10月8日「物価高のヨーロッパ」
11月12日「FCと経済効果」
12月17日「『国際カフェ』の夢」
07年1月14日「夕張から何を学ぶか」
2月18日「もう一つの紫禁城」
3月25日「『大学コンソ』が動き出した」
4月22日「健闘する中南米映画」
5月27日「世界に誇る日本の温泉」
7月1日「目的観光と結果観光」
8月5日「日本の地震は天災か」
10月14日「広がるアジアネットワーク」
11月25日「国際観光人材養成が急務」
12月23日「甲府市中心街の活性化計画」
08年1月27日「県民に問いたい新図書館案」
3月2日「タスポは本当に必要か」
4月6日「多文化共生の国 キューバ」
5月11日「忍野村 水環境で村づくり」
6月15日「世界のバス事情」
7月20日「必見!福岡アジア映画祭」
8月24日「映画でまちづくり 鶴岡市」
9月28日「ラマダンのチュニジア」
11月2日「FM甲府で多言語放送開始」
12月7日「現場主義の『観光講座』開催」
09年2月1日「ブッシュと『沈黙』」
3月8日「老舗旅館の再生は簡単なのか?」
4月12日「大学改革と社会人学生」
5月17日「もう一つの豊かさ 釣り天国」
6月21日「ストライキとデモ、そして組合」
7月26日「情報発信力を高めよう!」
8月30日「今日は絶対、投票に行こう」
9月27日「不思議の国 ブータン」
10月25日「プロフェッショナルが語る『観光の本質』」
12月6日「山梨県人が活躍する『一新塾』」
10年1月24日「年賀状の経済学」
2月28日「朝市が地域を元気にする」
4月4日「公立大学法人山梨県立大学スタート」
5月9日「国際博覧会と新技術開発」
6月13日「中国人観光客が殺到する北海道」
8月1日「映画は、やっぱり映画館で見よう」
9月19日「甲府のまちの芸術祭」
10月10日「とことん語ろう!観光ビジネス」
11月14日「ゆるキャラ『やまちゃん』をよろしく」
12月26日「若者よ 起業を目指せ!」
11年2月6日「大学とやまなし映画祭」
3月13日「『サービス・ラーニング』で地域再生?」
4月17日「自粛すること、しないこと」
5月22日「山梨はフットパス先進県」
6月26日「『ハイビジョン時代の到来』だ!」
7月31日「秋から始まる『授業開放講座』」
9月4日「個人パーティ開催の勧め」
10月9日「谷川俊太郎さんと写真映画」
11月13日「やまなし映画祭が目指すもの」
12月18日「『きょうを守る』は何を映し出したか」
12年1月29日(日)「今からプラネタリウムに行こう」
3月4 日(日)「美しい日本は、天災と隣り合わせの国」
4月8日(日)「映画館からフィルムが消える」
5月13日(日)「5月21日朝は金環食を楽しもう」
6月17日(日)「あなたは富士山をどれだけ知っていますか」
7月28日(土)「農家民泊・体験学習」を始めませんか。」
8月25日(土)「南米の新時代が始まる」
9月29日(土)「テレビ報道を冷静に読み解く力」
11月3日(土)「人生の師 若松孝二監督を追悼する」
12月15日(土)「『交通安全ステッカー』事情」

朝日新聞「やまなしに想う」(土曜日・山梨版)に月1回原稿連載6回
06年10月28日「映像と学生 人を育てる活動奔走」
12月9日「勝利の方程式 色あせぬ信玄の知恵」
07年1月13日「2007年問題 移住者増 変化の予感」
2月10日「『無尽』 コミュニティ力誇り」
3月10日「県出身の映画人 才能の系譜今も続く」
4月21日「映画スタジオ誘致 世界標準の施設とは」

朝日新聞「裸眼複眼」(土曜日・山梨版)に月1回原稿連載6回
07年6月9日「『殯(もがり)の森』と『大日本人』 映画の世界は二通り」
8月4日「日本映画テレビ局主導への警鐘 世界で通用しない作品」
9月1日「国際化進む映画事情 旧東欧 自国文化醸成も視野」
9月29日「国際舞台の日本人俳優 浅野忠信の活躍に拍手」
11月3日「映画祭の意味と楽しみ方 地域素材どう映像に」
12月8日「映画と観光 可能性秘めるロケ地」

上毛新聞「オピニオン21 視点」に原稿連載7回
06年11月14日「日本映画は元気か いまだ『文化鎖国』状態」
07年1月6日「海外から見た日本 優れた文化に誇りを」
3月7日「テレビの公共性 視聴率優先の番組内容」
5月6日「地域プロデューサー 実践通し人材を育成」
6月25日「FC再考 地域に効果の還元を」
8月27日「職人文化 日本の技術力を発信」
10月16月「日本の水 消費の構造変えよう」

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