Blogステッカー収集お気楽日本一周

「ステッカー収集お気楽日本一周」(3)~レンタカーとカーナビ

このシリーズは、「ステッカー」を集める人のためにノウハウを提供しているのだが、そんなことをする人はほとんどいないだろう。まあそれでも、何かを始める時に、どんな考えで計画していくかという発想としては、少しは役に立つかもしれない。また同時に、計画したことと実際とでは、異なることが多く現実を見ながら軌道修正していくことに面白味がある。

レンタカーの選び方
私は、可能な限り「タイムズレンタカー」を使う。理由は簡単。休業補償を保険でカバーできるからだ。他社のレンタカー会社では、フルカバー保険であっても休業補償は別と説明される。実に不思議な話である。自走できれば2万円、自走できなければ5万円が相場である。以前、トヨタレンタカーで神社廻りをして、ある境内の灯篭に右後方が接触、5cmほどのキズがバンパーについた。運転には全く問題ないし、実質的には営業もできそうだが、返却の際現金2万円支払わされた。合点がいかない。

随分前のことだが、スイスのチューリッヒ空港でボルボをレンタルした。ドイツ旅行をし、スイスに戻り、チューリッヒ近郊の小さな町のゲストハウスに泊まった。湖畔脇の広い駐車場に車を停め、翌朝行ってみたら驚いた。左側面ドアが完全にえぐられていた。幸い車は動いた。前夜が土砂降りの雨で、気が付かず、強引にこすってしまったのだろう。すぐさま、空港の営業所に電話し説明し、飛行機に乗り遅れないように少し早めに着いた。事務所に行って、事の顛末を説明したが、ここにサインしてくださいと言っただけで、何の追加料金もなかった。海外でレンタカーをよく借りるが、大体こんな感じである。日本だけが不思議な対応をしている。上の写真は、北海道岩見沢市の栗沢神社境内のレンタカーである。

車はできる限り軽自動車を借りる。それは神社廻りには小型車が適しているからである。神社はよく山の上にある。長い階段を登って、やっと拝殿にたどり着く。私には元気にその階段を楽しむ余裕はない。ほとんどの神社では、細い道が山の脇に付いている。拝殿、本殿に荷物を運ぶための道路である。ここを使うのだ。初め「軽」を借りなかった頃、車輪が外れそうになったり、切り返しができずそのままバックで下まで降りたこともあった。

それでも、事件が起きたことがあった。14年3月20日徳島空港のオリックスレンタカーで小型車を借り、三好市の賢見神社に向かった。神社の近くまで来ると、車幅がどんどん狭くなった。途中切り返しもできず、神社まで行けば戻れるだろうと考え、ゆるゆると車を進めた。しかし、ドア右側を石棚で擦ってしまった。何しろ、左側は崖で、怖かった。参拝して、ステッカーをいただき、ターンして次の神社に向かった。

4日後、空港にレンタカーを返しに行った。「脇に傷を付けました」と言うと担当の女性は、「連絡がなかったので、保険でカバーはできません。修理費が後日わかりますので、支払ってください」と言う。「この人何言っているの?」と思いながらも、「山の中で電話が通じなかった」と言うと、「警察に事故の報告、してないでしょう」とも言う。車にキズが入って、警察に連絡するのかと訝りながら、地元の警察に連絡すると「その報告だけで何の問題ありません」とのこと。結局、自走補償2万円と落としてしまったホイールキャップ代を支払った。修理代について、保険会社に確認したところ、支払う必要はないという優しい返事だった。実に気持ち悪い対応に2、3日ムカついた。因みに、ホイールキャップを広島県でも紛失したことがあったが、タイムズレンタカーでは無償だった。大体走っている最中なので、どこで失くしたか不明なものである。左側面にキズ、前輪のホイールキャッがない。

 

カーナビの使い方
この神社廻りは、インターネットとカーナビがなければ不可能だっただろう。事前にインターネットで神社の位置を調べているものの、実際に知らない道を進んで目的地に着くにはカーナビの力なしでは不可能だった。毎朝、出発の時間に当日予定している神社を目的地登録する。電話か住所である。多くはそれで進んでいけばよいのだが、たまに違うことが起こる。住所、電話は登録されているが、神社ではなく、宮司さんの自宅の場合がある。どれだけ見つけも神社がない。その時は、玄関に玉ぐしやしめ縄などが張ってある家を探す。
カーナビは、目的地までの最短コースがプログラムされている。こんなに役立つものはない。登録地から次の登録地までのコースと時間がわかる。これのお蔭で、昼食やコンビニ休憩のタイミングが図れる。

それでも、たまに変なことが起こる。カーナビで運転していくと、畑の中の狭い道や田んぼの中のあぜ道に連れていかれたりしたこともあった。また、神社の崖の下の行き止まりに案内されたこともあった。そうしたことを避けるため、ある時期から現地の神社看板を探すことにした。神社は祭礼などの時に、多くの人たちを迎える。そのために、メインの参道の入り口には、大抵案内看板が付けられている。これが確実だ。
左の写真は、三重県鈴鹿市の加佐登神社と大分県佐伯市の尺間神社の案内図である。

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